Containers and Cloud-Native Roadshow 2022 June

2022年6月16日・17日 | オンライン

概要

Containers and Cloud-Native Roadshow は、業界標準のオープンソーステクノロジーを使用して、コンテナ化されたクラウドネイティブアプリケーションを構築、展開、管理するための実践的なワークショップです。参加者の役割(OpsまたはDev)に基づいて分けて開催されます。下記をご参考に適するセッションにご参加ください。

【Ops Track:運用管理者編】 6月16日(木) 9:15 - 13:00 【DEV TRACK:ソフトウェア開発者編】 6月17日(金) 10:00 - 15:00
OpenShiftのコンセプトと基本的なクラスタ管理方法をハンズオン形式で学びます。コンテナやKubernetesの経験がある方には違いを感じて頂きやすい内容です。

OpenShiftに統合されたUIを使ったアプリケーションのデプロイや、Prometheusを使用したモニタリング、Operator Lifecycle Managerを利用したOperatorによる機能追加、OpenShiftのインストール方法、OpenShiftに最適なクラウドネイティブストレージであるOpenShift Container Storageの利用方法を学ぶことができます。
 
クラウドネイティブアプリケーションについてハンズオン形式で学びます。ハンズオンは4つのモジュールがあり、それぞれ独立して実施が可能です。また、関心が高いモジュールを選択して実施していただくことができ、ガイドに従い自習形式で進めていただくこともできます。
Module1:既存アプリケーションの最適化
 J2EEサーバのアプリケーションを移行ツールを使用して、JBossに移行し、モノリスからマイクロサービスにします。
Module2:デバッグ、モニタリング、継続的デリバリー
 Web IDEのRed Hat CodeReady Workspacesを使用したJavaアプリのデバッグやアプリのパフォーマンスモニタリング、Jenkinsを使用したCI/CDパイプラインを作成します。
Module3: サービスメッシュによるアプリの制御とセキュリティ
 OpenShift Service Mesh(istio)にアプリをデプロイして可視化したり、A/Bテスト、サーキットブレーキングや分散トレースの実践、Service MeshとSSOを統合します。
Module4: イベント駆動型サーバーレス編
 アプリケーションをAMQ Streams(Kafka)を使ったイベント駆動型アーキテクチャに移行します。また、分散キャッシュ(Data Grid)やサーバーレス(Knative)も使います。

受講対象者

DEV TRACK(ソフトウェア開発者編):

  • ソフトウェア開発者
  • DevOpsエンジニア
  • アプリケーションアーキテクト

OPS TRACK(運用管理者編):

  • インフラ運用スペシャリスト
  • インフラアーキテクト

前提知識

共通

  • Linuxコマンド操作ができること (例: lsコマンドや,cdコマンドなど基本的なものです)
  • コンテナやKubernetesの知識,操作経験があること(今回初めて体験される方も参加頂けますが,理解を深める意味では事前知識があることが望ましいです)

DEV Track

  • Javaによるアプリケーション開発の経験があること(IDE上でソースコードの修正を行いますが、テキストに解答が記載されていますのでコピー&ペーストで対応可能です)

OPS Track

  • ブラウザでAWS上のEC2に接続できること

受講に必要なもの

  • インターネット接続可能なPC。
  • ブラウザ(Firefox、 Chromeの最新版)が利用可能なこと。

それぞれアジェンダの詳細は決まり次第下記にUpdateされます。
ご参加お待ちしております。

アジェンダ

6月16日(木) Ops Track
9:15 - 9:25 オープニング
9:25 - 12:30
各モジュールのイントロダクション
自習ラボ+QA
12:30- 13:00 まとめ
6月17日(金) Dev Track
10:00 - 10:05 オープニング
10:05 - 10:15 各モジュールのイントロダクション
10:15 - 12:00 自習ラボ+QA
12:00 - 13:00 休憩
13:00 - 14:30 自習ラボ+QA (続き)
14:30 - 15:00 まとめ
  6月16日(木)TOPIC 6月17日(金)TOPIC
  【Ops Track:運用管理者編】 【Dev Track:ソフトウェア開発者編】
 
  • モジュール1: OpenShift 4 Administration I
    • クラスターの操作
      • OpenShiftクラスターとocツールの基本的な使い方を学びます。
    • OpenShiftとアプリケーションの基礎
      • 基本的なKubernetesおよびOpenShiftの構成要素を学びます。
    • アプリケーションストレージの基礎
      • アプリケーションに対してオンデマンドでストレージを割り当てる方法を学びます。
    • MachineSets、Machines、およびNodes
      • OpenShiftがインフラストラクチャを動的に取り扱う方法を学びます。
    • Infrastructure NodeとOperator
      • Operatorの概念の紹介とOpenShift 4でインフラストラクチャノードを設定する方法を学びます。
    • ロギングとOperator Lifecycle Management
      • Operator Lifecycle Managementの概要と、クラスターに追加のオペレーター(Logging)をインストールする方法を学びます。
  • モジュール2: OpenShift 4 Administration II
    • OpenShift認証/認可(ユーザー/グループ)
      • LDAP認証のセットアップとユーザーおよびグループのアクセス許可の管理の基本を学びます。
    • OpenShiftクラスターモニタリング(Prometheus / Grafana)
      • クラスターモニタリングスタックの概要を学びます。
    • OpenShiftのQuota、Limits、Project Request Template
      • OpenShift 4でのquotaとlimitsのいくつかのデフォルトを設定する方法を学びます。
    • OpenShift NetworkingとNetworkPolicy
      • NetworkPolicyおよびNetworkPolicyオブジェクトの基礎を学びます。
  • モジュール3: OpenShift Container Storage Administration I
    • Rook.ioを使用したCephのデプロイ
      • OpenShiftクラスターにCephを導入する方法を学びます。
    • Ceph RBDのStorageClass管理
      • クラスター内のアプリケーションがCephボリュームを使用できるようにする方法を学びます。
    • アプリケーションによるCephボリュームの使用
      • Cephボリュームを利用するアプリケーションのデプロイ方法を学びます。
    • Cephのアップグレード
      • クラスターでCephを提供するソフトウェアをアップグレードする方法を学びます。
    • Cephクラスターへのストレージの追加
      • OCSの容量の拡張方法を学びます。
  • モジュール1:既存アプリケーションの最適化
    • 既存のモノリシックアプリケーションを段階的にマイクロサービスへリファクタリングすることで、レガシーJavaプラットフォームからJBoss EAPに移行し、さらにOpenShiftを利用したクラウドへ移行するプロセスを学びます。移行後のアプリケーションはOpenShiftを使用してクラウド上で効果的にデプロイおよびスケーラビリティの管理が可能であることを学びます。
    • 関連製品
      • Red Hat OpenShift 4
      • Red Hat Application Migration Framework
      • Red Hat Runtimes(Quarkus、Spring Boot)
      • Red Hat CodeReady Workspaces
  • モジュール2:デバッグ、モニタリング、継続的デリバリー
    • OpenShiftのアプリケーション監視機能と、自動化されたCI/CDパイプラインを使用して、最新のマイクロサービスアプリケーションを継続的にデバッグ、計測、デプロイ、および監視する方法を学びます。
    • 関連製品
      • Red Hat OpenShift(パイプライン)
      • Red Hat Runtimes(Quarkus、Spring Boot)
      • Red Hat CodeReady Workspaces
      • オープンソースのモニタリング/トレーシングツール(Prometheus、Grafana、Jaeger)
  • モジュール3:Service MeshによるCloud Nativeアプリケーションのコントロール
    • 開発者とITスタッフがOpenShift Service Meshを使用してアプリケーションを深く理解する方法を学び、既存のアプリケーションに対してService Meshを適用する方法を学びます。
    • 関連製品
      • Red Hat OpenShift(Service Mesh / Istio、Kiali Visualization)
      • Red Hat Runtimes(Quarkus)
      • Red Hat CodeReady Workspaces
  • Module 4:Event-Driven Serverlessによる高度なCloud Native化
    • このモジュールでは、分散型のイベント駆動型アーキテクチャに対応する機能を提供するいくつかの製品を紹介します。開発者は、高性能なイベント駆動型キャッシュシステムを既存のアプリケーションに追加し、アプリケーションアーキテクチャを進化させて、イベント駆動型メッセージングとサーバーレスを使用して、クラウドにおいて優れたアプリケーションパフォーマンスを実現する方法を学びます。
    • 関連製品
      • Red Hat OpenShift(Serverless)
      • Red Hat Integration(AMQ Streams)
      • Red Hat Runtimes(Quarkus、Data Grid)
      • Red Hat CodeReady Workspaces

※アジェンダは都合により一部変更になることがあります。予めご了承いただけますようお願いします

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